ゴンちゃんは11歳くらいの男の子です。ここ最近は皮膚炎の診察できてもらっています。
診察室でカメラを向けると怒ってきますが、写真を撮ることができました。
今は元気にしてくれて、体重も太ってきてくれたゴンちゃんですが、ちょうど1年前くらいに生死を彷徨いました。
胃の中に異常にガスが溜まり、胃が捻じれてしまう胃拡張胃捻転という状態になって、正月明けの診察にきました。
胃拡張胃捻転・・・あまりいい状態ではないです。放置してしまうと亡くなってしまう病態ですし、経皮的に胃のガスを抜いて捻転が解消されないと緊急手術が必要になってくる病態です。
ゴンちゃんは胃のガスを抜いて一度は捻転が解消されたのですが、翌日になってまたガスが溜まり胃が捻じれてしまったので、手術をして、胃が捻じれないように胃を固定しました。
これで大丈夫・・・とはいかず、胃を固定して捻じれなくはなったものの、胃の動きが悪くなってしまったのか、胃の内部に過剰にガスが溜まってしまい苦しくなってしまうことが出てきました。
最初のうちは口から胃に向かってチューブを入れガスを抜いていたのですが、あまりにも頻度が多かったため、今度は胃瘻チューブを入れて胃の中に溜まってくるガスを抜くことにしました。
通常胃瘻チューブは口からごはんを食べれないような子で使うものなのです。最初のうちはガスが大量に溜まってしまい、1日に数回も胃の中のガスを抜いていたのですが、次第にガスを抜く頻度も減っていきました。
だんだん胃の動きもよくなっていって、胃瘻チューブを入れてから3か月ほど経ったところでガスもあまりたまらなくなったのでチューブを抜去しました。
3か月間のチューブ生活でしたが、今は胃瘻チューブもなく、体重も調子を崩す前と同じくらいに戻ってくれております。ごはんを食べてもガスがたまらなくなってくれてよかったです。
また2週間後に皮膚炎の診察で来てもらいます。
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