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ふくちゃんは、ブリティッシュショートヘアーの1歳の男の子です。以前入院していたときに写真を撮らせてもらいました。



手を差し伸べてくれて、こころよく握手に応じてくれました。






気前のよさがうかがえます。




さてさて、ふくちゃんですが、先日、手術を受けたため入院していました。


ことの発端は、咳のような症状が出るとのことで、レントゲンを撮らせてもらったところからでした。


・・・よくわからないと思います。


術後のレントゲンが、

これです。


ふくちゃんはなにがおかしかったかというと、お腹の中と胸の中の境になっている横隔膜というものがあるのですが、先天的に横隔膜に穴が空いてしまっていて、その穴の中に肝臓がはさまっていたという状態でした。横隔膜ヘルニア(厳密に言うと心嚢横隔膜ヘルニア)という状態でした。(※上のレントゲン画像だけでなく、他の角度から撮影したレントゲン画像やエコー検査などで診断にいたりました。)



どうしたかと言われると、お腹を開けて、横隔膜の穴にはさまっている肝臓をお腹に戻してあげて、穴を縫ってふさぎました。



言葉にすると簡単なのですが、肝臓をお腹の中に戻す際、肝臓が胸の方の膜と癒着していることがあり、肝臓を無茶して引っ張ると大出血してしまうおそれがあったり、近くに太い血管があったりとするので、けっこうドキドキします。


ふくちゃんも肝臓と胸の中の膜が癒着していたので、ゆっくり丁寧に剥離して、穴も縫って手術を終えました。


術後数ヶ月経ちましたが、元気に過ごしてくれて、咳も止まっているとのことです。



ふくちゃん、入院期間中もわりとゆったりくつろいでくれました。


術後の経過も安定していてよかったです。


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